現代史を語る (7)　堀切善次郎・田中広太郎

監修■伊藤　隆

四六版上製　本体価格5,600円　ISBN978-4-87785-249-8

堀切善次郎は明治42（1909）年内務省に入り大正15（1926）年までに11の要職につき、そのあと東京市長、拓務次官、法制局長官、内閣書記官長、そして敗戦後の幣原内閣の内相として選挙法改革に取組んだ。

田中広太郎は入省後、地方財政学の専門家として、大正7（1918）年の市町村義務教育費国庫負担法、大正10（1921）年に公布された地方税の戸数割規則の立案、さらに同年の郡制廃止などに携わり、静岡県、長崎県、愛知県、大阪府知事を務めた。

【堀切善次郎氏略歴】
明治　17（1884）年生まれ
　　　42（1909）年　東京帝国大学法科大学法律学科卒業
　　　42　　　　　　内務属・大臣官房秘書課兼参事官室勤務
　　　43　　　　　　警視・方面監察
大正　2（1913）年 　広島県理事官　
　　　3　　　　　　 京都府理事官　
　　　6　　　　　　 警保局図書課長
　　　10　　　　　　内務省会計課長
　　　13　　　　　　内務省土木局長
　　　14　　　　　　神奈川県知事
　　　15　　　　　　復興局長官
昭和　4（1929）年 　東京市長
　　　5　　　　　　 拓務次官
　　　7　　　　　　 法制局長官
　　　8　　　　　　 内閣書記官長
　　　20　　　　　　内務大臣
　　　29　　　　　　東京都公安委員会委員長
　　　54（1979）年　死去

【田中広太郎氏略歴】
明治　21（1888）年生まれ
大正　2（1913）年　東京帝国大学法科大学政治学科卒業
　　　2　　　　　　東京付属・内務部土木課勤務
　　　3　　　　　　兼内務属・地方局拓殖課兼府県勤務
　　　11　　　　 　地方局財務課長
昭和　3（1928）年　復興局整地部長
　　　4　　　　　　東京市助役
　　　6　　　　　　静岡県知事
　　　10　　　　　 長崎県知事
　　　12　　　　　 愛知県知事
　　　21　　　　　 大阪府知事
　　　43（1968）年 死去