証言 大学紛争 ―危機的状況に対する広島大学教職員の記録―

広島大学文書館 編

四六判/上製/328頁/本体価格2,400円/ISBN978-4-87785-183-5

西の広大、東の東大、と比較されるほど、70年代安保時、広島大学の大学紛争は、長く激しいものであった。この広大紛争は、教職員と学生の間を切り裂き、学生間にも対立を生んだ。広大紛争は、まさに新制広島大学始まって以来、最大の危機であった。
広大紛争の最前線に立った教職員が、史料を基に当時を語る。

 はしがき
 第一章 紛争前の広島大学(昭和41年~43年)
 第二章 大学紛争の発端(昭和43年11月~44年2月)
 第三章 紛争の拡大と激化(昭和44年3月~7月)
 第四章 封鎖解除の実施(昭和44年8月)
 第五章 封鎖解除後の状況(昭和44年8月~12月)
 第六章 紛争後の広島大学(昭和45年~46年)
 第七章 紛争のなかの教職員
 おわりに
 付録 資料 図表