第10号　「帝国」と植民地　―「大日本帝国」崩壊六〇年―

A5判並製／本体価格3,600円／ISBN978-4-87785-132-3／2005年

●「帝国」論への提言
１　「帝国論のはざま」から考える　・・・・・・・・・駒込　　武
２　帝国後史への痛覚　・・・・・・・・・・・・・・・戸邉　秀明
３　帝国論によせて　・・・・・・・・・・・・・・・・岡部　牧夫

●特集論文
Ⅰ．「帝国」と「独立」　・・・・・・・・・・・・・・河西　晃祐
Ⅱ．「移民」から「拓土」へ　・・・・・・・・・・・・大久保由理
Ⅲ．引揚者援護事業の推移　・・・・・・・・・・・・・木村　健二
Ⅳ．満州開拓地跡を訪れて考える　・・・・・・・・・・森　　武麿

●現代史の扉
一女性研究者の歩んだ道　・・・・・・・・・・・・・・大森とく子

●研究動向
植民地と「文化」　・・・・・・・・・・・・・・・・・宮本　正明
歴史研究の断層を架橋するもの
　　　　　　　　・・・・・サンドラ・ウィルソン　［訳］明田川融

●論文
東京裁判判決と南京大虐殺
　　　　　　　　・・・・・ティモシー・ブルック　［訳］高取由紀

●投稿
戦争犯罪人に関する政府声明案　・・・・・・・・・・・永井　　均
日本の植民地朝鮮支配と農業教育・農民教育　・・・・・吉沢佳代子

●書評　・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・黒瀬　郁二