第4号　アジアの激変と戦後日本

A5判並製／本体価格3,200円／ISBN978-4-906642-58-8／1998年

Ⅰ. 朝鮮戦争前後の在日米極東軍
　　　―戦争計画・沖縄「再軍備」計画
　　　　・朝鮮原爆投下計画を中心に―　・・・・・・・・・荒　　　敬
Ⅱ. 沖縄における初期軍政　―間接統治と復帰運動―
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・・・・・・・・石田　正治
Ⅲ. 戦後における在日朝鮮人と日本社会
　　　―日本敗戦から朝鮮戦争停戦後を中心に―　・・・・・外村　　大
Ⅳ. 教科書検定制度の「成立」
　　　―「地方検定」条項の削除と「地方版教科書」の排除―
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・・・・・・・・岡田　敏樹
Ⅴ. マッカーサーと日本共産党
　　　―占領政策の連続性の観点―　・・・・・・・・・・・小倉　裕児
Ⅵ. 戦後土地改革と現代　―農地改革の歴史的意義―
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・・・・・・・・野田　公夫
Ⅶ. 傾斜生産方式とドッジ・ライン
　　　―戦後日本石炭鉱業の復興過程―　・・・・・・・・・張　　英莉
Ⅷ. 戦後初期における「戦争責任」問題と民衆意識
　　　―「指導者責任」論と青年層の意識状況を中心に―
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・・・・・・・・大串　潤児
Ⅸ. 池田・ロバートソン会談と独立後の吉田外交
　　　―保安隊創設過程より岡崎・アリソン協定、
　　　　ＮＳＣ5516／１に至る文脈から―　・・・・・・・・吉次　公介
Ⅹ. 歴史の謎としての昭和天皇
　　　　　・・・・・・・ハーバート・Ｐ・ビックス　［訳］岡本　公一

●現代史の扉
まぐれの日本近現代史研究　・・・・・・・・・・・・・・・江口　圭一

●書評
李鍾元『東アジア冷戦と韓米日関係』(東京大学出版会1996年)
李庭植著、小此木政夫・吉田博司訳『戦後日韓関係史』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(中央公論社1989年)
　　　―空白の戦後日韓関係とアメリカ―　・・・・・・・・中逵　啓示

●批判と反論
『年報 日本現代史第3号』における森武麿氏の拙論批評によせて
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・・・・・・・・雨宮　昭一