第15号 六〇年安保改定とは何だったのか (品切)
年報日本現代史 第15号 六〇年安保改定とは何だったのか (品切)

年報日本現代史編集委員会 編
A5判並製/284頁/本体価格3,200円/ISBN978-4-87785-235-1/2010年
「核密約」を含む「いわゆる『密約』」調査の結果公表、普天間飛行場代替施設の沖縄県内移設などを盛り込んだ共同声明の発表、同移設問題を一因とする鳩山政権退陣と、日本政治は揺れ動いた。周辺では、朝鮮半島の緊張、中国の軍事力近代化など状況が流動するなか、改定から半世紀を迎える「六〇年安保」を歴史的に検証することから何らかの教訓と洞察が引き出され、また、何らかの故事新編が行われることを期待したい。
特集にあたって・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 明田川融
【特集論文】
Ⅰ 「核密約」と日米安保体制・・・・・・・・・・・ 菅 英輝
Ⅱ 戦後米国の情報戦と六〇年安保・・・・・・・・・ 加藤哲郎
Ⅲ ゆれる運動主体と空前の大闘争・・・・・・・・・ 道場親信
Ⅳ 日米安保条約改定と沖縄・・・・・・・・・・・・ 滝本 匠
Ⅴ 被爆地からみた「六〇年安保」・・・・・・・・・ 大島香織
【現代史の扉】
学びの小道(その2) ・・・・・・・・・・・・・・・ 暉峻衆三
【論文】
ジョン・P・ヒギンズ-忘れられた判事 ・・・・・・・ 高取由紀