第20号　戦後システムの転形

年報日本現代史編集委員会　編

A5判／並製294頁／本体価格3,200円／ISBN978-4-87785-310-5

　戦後70年の区切りにあたり、政治・外交・法・制度・経済・社会、国際比較など、さまざまな領域における「戦後」のあり方を検証する。

【特集論文】（掲載順）
Ⅰ　戦時体制再考・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・米山　忠寛
　　―戦後システムの前史とし―
Ⅱ　「戦後法学」の形成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・出口　雄一
　　―1950年代の社会状況との関係から―
Ⅲ　都市・自治体政治における『戦後体制』とその変容・・・・・源川　真希
　　―都市再開発の政治史的研究・序説―
Ⅳ　沖縄の米軍基地問題と「吉田ドクトリン」論・・・・・・・・植村　秀樹
Ⅴ　戦後70年の日本とアジア・・・・・・・・・・・・・・・・・宮城　大蔵
Ⅵ　ドイツ連邦共和国における戦後システムと歴史認識・・・・・中田　　潤
　　―自由主義コンセンサスとポストフォーディズム―
【現代の扉】
　　占領史研究とその周辺・・・・・・・・・・・・・・・・・・天川　　晃
【投稿論文】
滕県作戦における日本軍の虐殺記録・・・・・・・・・・・・・・姜　克寛
　　―日本軍史料の盲点を突く―
太平洋戦争期の流行歌・「ジャズ」の取締り・・・・・・・・・・金子　龍司
　　―音楽統制の限界―