占領軍治安・諜報月報 全14巻・別冊1
占領軍治安・諜報月報 全14巻・別冊1 Civil Intelligence Section, Periodical Summary


監修・解説■川島高峰
A4判上製/総6,920頁/全14巻・別冊1/全7回配本/揃定価 444,000円(税別)
本資料は、アメリカ太平洋陸軍総司令部(後に極東軍に改編)参謀部の非軍事諜報局(CIS:民間諜報局のこと)が編纂した、第1号(1946年9月)から第46号(1949年11月)までの占領期日本の治安情報の報告書である。
【報告書は次の四部で構成される】
第Ⅰ部
私信検閲:民間検閲支隊により、日本人の信書のおよそ500通に1通の割合で抜き取り調査が行われた(第29号では「一月に平均して1900万通から2000万通の日本人の信書を取り扱い、そのうち約400万通を精査した。毎月、150万から200万件の電報、2万件の電話を検閲した」としている)。
日本人の意識動向を確認する資料として、検閲情報は世論調査をはるかに超える価値を持つといえる。
第Ⅱ部
対敵諜報:第441対敵諜報部隊による超国家主義、共産主義、在日朝鮮人、外国人の「非合法」活動、スパイ活動についての報告。
第Ⅲ部
治安諸機構:公安支隊による警察・刑務所・消防・海上保安などの組織の改革・再編、制度・装備の近代化、各種統計データなどの報告。
第Ⅳ部
特別報告:特定の主題のもとに、各部署の情報をまとめた総合的な報告書であり、本資料の貴重な部分である。
第1回配本/52,000円/ISBN4-87785-058-6
第2回配本/68,000円/ISBN4-87785-061-6
第3回配本/65,000円/ISBN4-87785-064-7
第4回配本/65,000円/ISBN4-87785-067-8
第5回配本/68,000円/ISBN4-87785-070-8
第6回配本/68,000円/ISBN4-87785-073-9
第7回配本/58,000円/ISBN4-87785-076-0