現代史を語る (4) 松本 学
現代史を語る (4) 松本 学 ― 内政史研究会談話速記録 ―

監修■伊藤隆 校訂・解説■黒澤良
四六版上製 本体価格6,800円 ISBN978-4-87785-138-5
9・11同時多発テロの後、倒壊した世界貿易センターの根本理念を提唱し、世界各国にビル建設を働きかけたのが日本人であったことが注目された。国際港湾協会中央事務局長であった松本学である。松本は、戦前は靜岡や福岡県知事、内務省警保局長などを歴任し、1933年に陸軍と警察が真っ向から対立したゴー・ストップ事件では、内務省本省から現地の大阪府警察部を督励したことでも知られている。
松本学氏略歴
明治19年 岡山県生まれ
44年 東京帝国大学法科大学政治学科卒業
内務省入省
大正 4年 静岡県警察部保安課長
10年 土木局港湾課長
14年 神社局長
15年 静岡県知事
昭和 2年 鹿児島県知事
4年 福岡県知事
5年 社会局長官
7年 警保局長
9年 貴族院議員
30年 国際港湾協会中央事務局事務局長